読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

良いもんつたえ隊 【映画でじぶんを変えてゆこう】

映画を中心に、漫画や小説など面白い作品を紹介していきます!!

「君の名は。」良かったトコロ③【その他いいたいこと】※ネタバレ注意

映画

これまで「君の名は。」について話してきました。

今回、5つ目の記事を書きます! まだまだ喋りますよ~。

では早速はじめていきましょう。

 

そこしかない!!

……何が。歌が流れるタイミングのこと? それもよかったですね。ただこのパラグラフで取り上げたいのは歌のタイミングではありません。入れ替わりができなくなるタイミング、です。三葉と瀧が日記を使ってお互いを理解していって。相手を想う気持ちが芽生えていって。イイ感じになってきたぞ、あとちょっとだぞ、ってときに入れ替わりが終わってしまいました。このタイミング!! 絶妙でしたね。

「(三)男子の視線、スカート注意!」「(瀧)俺の金勝手に使っただろ!」「(三)食べたのはあなたの体です~」なんて甘酸っぱいやりとりで盛り上げて。二人の日々がスピードアップしていって。まるで宇宙船がワープしようと加速してるみたいでした。「おお、光速をこえる!」こんな感じがしました。そしてワープした先にあったものは……。

喪失。自分だけ宇宙船から取り残されたような喪失感がありました。え、乗っていたはずなのに。なんでここにいるのって。宇宙船に乗っていた日々は幻だったの? 三葉と過ごした(日記でやりとりした)日々は長い夢だったのって。上げて落とす演出が完ぺき。体の表面に浮かびあがってきた心の風船、それがいたずらな手に割られて暗闇に落ちていく。そんな感じがありました。新海誠にもてあそばれてる? そんな恐怖もありました。制作者に視られている感覚、「どうかしたの?」と。この演出から監督には盛り上がりのグラフのイメージが頭にあったんだろうと想像できます。

こんな経験初めてかもなあ。山を登っていてやっと頂上だ頑張ったな~、ってところでそんな山はないよ幻だよって平地に戻される感じ。日記が空中に消えていく演出もありましたね。

ここから幻なんかじゃないって瀧は真実を探し始めます。つまり入れ替わりがなくなるタイミングは、瀧が真相に向かっていく第二部への支点になっているといえます。あのシーンは開始から何分ぐらいだったんだろう。

 

おっぱい

うん、おっぱい。

入れ替わりのオハコ! 

ですね。特に三回目(だったかな)に瀧が揉むシーン。映画館で笑いが生まれてました。たぶんどこの映画館でも同じ光景が見られるんだろうなあ。どうでしょう? ではさっそく話を(先程の話の続きでもあります)。

入れ替わりができない状態から瀧は必死に方法を探しました。消えていく記憶を頼りになんとか糸守町を探し出し、町の資料から三葉がすでに死んでいることを知る。その事実が受け入れられず、また会う方法を必死に探して……。このもがいている様子に瀧の焦燥感がよく表現されてましたね。そして御神木の根本にいって古い壁画を見つける。ここで象徴的なシーンが流れます。三葉が生まれてお母さんが亡くなって父親が家を出ていくまでの描写です。この場面は、自分の力ではどうにもならない現実を示すことで、人間の無力感を伝えてきます(白と黒を基調にした絵が見事!)。瀧の焦燥感+無力感。このシーンが映されたとき、この二つの感情が観客の心臓の右側左側を満たしていたのでは。だからこそ、やっと、やっと、入れ替わりができたときの感動は大きかったと思います。この感動とやっぱりおっぱいを触る滑稽さ。お膳立てが上手いですね!

ところで、最初のおっぱいの描写(入れ替わりの最初の場面で、瀧が寝巻きを引っぱりあげながら上から胸もとを覗くシーン)は引かれなかったんだろうか。オタクっぽいって。このシーン最初に持ってくるのはなかなかチャレンジングですね。ただ、失敗ではない。最初に偏見を持たれてしまうとそこで試合終了、にはならない物語の面白さがありましたからね。たぶん最後のころは「そんなシーンあったっけ」って忘れられていそう(僕の頭には熱烈に焼き付いておりますが)。新海誠監督らしいオタク的な要素と恋愛ドラマ、SFのバランスが良かったんでしょうね。オタク2割恋愛5割SF3割って感じで。

う~ん語りきれない……。次は多くの人の心に残ったであろう握りこぶしについて。

では。